長崎堂の「バターケーキ」

2020年9月5日(土)

「気になるデザインのコーナー」

グラフィックデザイナーのおおせどちゃんが、

紹介した商品は、長崎堂の「バターケーキ」です

 

 

長崎堂は創業1955年。

終戦直後、長崎出身のカステラ職人・小川次男がバラックで売ったカステラが長崎堂の始まりでした。中町に店を構えた当時は、卸売りを中心に、カステラのほか和菓子なども扱っていたそうです。

 

大人気商品のバターケーキの誕生は1961年。

カステラをアレンジしてさらに美味しく滋養のあるバターケーキを開発し、長崎堂の看板商品として販売を始めました。2年後には評判が広がり、店に行列ができるようになりました。

 

 

誕生から変わらない味で、広島に住んでいたら一度は食べたことがあるかと思います。

開店前からお客さんの長蛇の列は見慣れた光景ですね!

見た目はお世辞にも華やかとは言えない、茶色一辺倒の見た目。

それでもシワなく、まんまるく焼かれた姿はどこかかっこよさすら感じます。

 

味は芳醇でやさしいバターの香り。

カステラよりもしっとりときめ細やかで"ケーキ"の食感。

シンプルで繊細でありながらも素材の持つ力強さを感じるお菓子です。

 

そしてパケージというと、

バターケーキの色合いの茶色と白で構成されてます。

箱にはのし紙のような紙が巻いてあり、紙には線と面で構成された抽象が描かれてます。

描かれている絵を見ると、『猪熊源一郎』の風景を抽象的に描いた絵や『パウルクレー』の絵を連想してしまいます!

 

 

ちなみに、猪熊源一郎さんは三越の包装紙のデザインを手掛けているそうです。

 

そして、私は、バターケーキにぴったりなレトロ感と絵画のような抽象的な絵のデザインがすきで、

箱を再利用して、道具箱に使っています!

 

 

 

(ライター・おおせどちゃん)

 


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カープグッズ

2020年7月4日(土)

「気になるデザインのコーナー」

グラフィックデザイナーのおおせどちゃんが、

紹介した商品は、「広島東洋カープの文房具」

 

 

 

 

6月19日からプロ野球が開幕したことにちなんで、

今回紹介するのは、私が気になる「カープグッズ」です。 


今回は3点文房具を紹介しました。

★1つ目は「3色ボールペン」500円
3色といっても全て赤色です!
太さが違う3種類(1.0、0.7、0.5mm)でお好みで書き分けられます!

発売当初から大人気商品です。

 

★2つ目は「蛍光マーカー」500円

星型のユニークな赤い蛍光マーカーです。
先端5か所がペンになっています。

 

★3つ目は「RED NOTE」750円

全てが赤いノート!
表紙には手になじむマットな質感の赤い紙、

本紙は筆記可能な赤い紙に、罫線を赤いインクで印刷しています。
表紙ロゴマークとリングはメタル調の赤色です。

 

今回は赤く燃える情熱的な文房具を紹介しました。

今年もカープを激赤で応援したいですね!

 

(ライター・おおせどちゃん)

 


八朔ゼリー

 

2020年6月6日(土)

「気になるデザインのコーナー」

尾道市農業協同組合さんの
「はっさくゼリー」です

 

 

今回紹介するのは尾道市農業協同組合さんの

「はっさくゼリー」です!

一度は目にした商品かと思います!

 

私が初めて目にしたのは中学校のころです。
友達から旅行のお土産でもらったのが初めてでした。
私の中学時代といえば空前のたまゴッチブームで
その頃、ゆるキャラやショールなキャラクターなどが
流行っていました。
当時、はっさくゼリーをもらったときは思わず、笑いしましたね!
「なんだろ、このやる気の無い顔のはっさくは…」と
つぼにはまって、笑った記憶があります。
そんな思い出深い「はっさくゼリー」は1991年に誕生し、
JA尾道市の加工食品部門の売上の 95%を占める
ヒット商品だそうです。
パッケージは水色のフタに黄色い八朔のイラストが大きく描かれていています。描かれいるはっさくは「はっさくボーイ」と呼ばれ、絶妙な表情は、何度みてもクスッと笑っちゃうイラストです。
作者が気になりますが、詳細は不明だそうです。

そして気になるのが、味です!
因島でとれたのはっさくが贅沢にはいっており、シャキシャキとした食感に、はっさくの特有なほのかな苦みとさわやかな酸味が絶妙なゼリーだなっと思ったのが、食べた感想です!
ショールな顔のはっさくボーイからは感じられない満足感のある中身にギャップがあり、そのギャップが長年愛される秘訣ではないでしょうか。
ちなみに、はっさくは因島が発祥の地だそうですよ。
ぜひ、じめじめした気分をはらしたい時は、はっさくゼリーを食べてはいかがでしょうか?

 

(ライター:おおせど)

 


あなごめし うえの

2020年5月2日(土)

「気になるデザインのコーナー」

グラフィックデザイナーのおおせどちゃんが、

紹介した商品は、あなごめし うえの「穴子飯弁当」

 

 

 

5月に入りましたね!

皆さんはこの緊急事態宣言のなか、

どのようにお過ごしでしょうか?

 

今回紹介するのは広島を代表する名店

「あなごめし うえの」さんの穴子飯弁当の包み紙です!

包み紙をレッテルとも言うそうです。

そのレッテルがすばらしいのです!

 

明治から昭和にかけて使用されていたデザインを復刻しています。

当時のデザインは主に厳島神社の大鳥居をモチーフに描かれています。

木版画で刷っているかのように味わい深い色味と風合いが魅力的です。

 

面白い点としては当時のファッションや薬などの広告がのせられている点です。

大正時代から広告が載るようになったそうです。

山陽鉄道が国鉄として統合され、あらゆる駅弁のレッテルが東京神田の印刷所で刷られた時代です。

 

この包み紙は12種類もあるそうです!

さらに、お弁当の襠にあたる部分には「宮島エスケープ」として宮島の案内も紹介されています。

12種類分内容が違うので、全種類集めて、宮島巡りを楽しみたいです!

 

 

(ライター・おおせどちゃん)

 


「旅行の友」復刻版

2020年4月4日(土)

「気になるデザインのコーナー」

グラフィックデザイナーのおおせどちゃんが、

紹介した商品は「旅行の友」復刻版

 

 

「旅行の友」のは一度は目にしたことがある、広島では有名なふりかけの一つです。

今回は田中商品さんの「旅行の友の復刻版」を紹介します。

 

田中商品さんはもともと、呉で漬物屋を営んでいました。

大正時代のはじめに陸軍や海軍から「持ち運びに便利で、日持ちし、栄養価の高い食品を」要望をうけ、「旅行の友」が開発されました。

 

筒型の缶容器で蓋を回してそれぞれの穴を合わせれば、缶の中のふりかけが出る仕組みで当時は画期的な容器だったそう。

当時の社長は、ご自身のお子さんを戦地へ送っており、
「戦地で食べ物に困らないように、少しでも栄養価の高い食べ物をなんとか食べさせてやりたい」との

子を思う親心と愛情から工夫に工夫を重ねて作り上げられたそうです。

デザインは蒸気機関車がトンネルから出てきて、海のそばを走っている様子がかわいく描かれています。

蒸気機関車は実在した特急「冨士」がモデルだそうです。
海沿いを走るところは呉線を連想させますね。

旅行の友の復刻版を片手に旅行へ行った気分を味わったり、

 広島を離れて、新しい世界で頑張っている方へのエールとしてプレゼントしてみてはいかがでしょうか?


(ライター・おおせどちゃん)


スマック☆ゴールド

 

2020年3月7日(土)

「気になるデザインのコーナー」

現役グラフィックデザイナーのおおせどちゃんが、

紹介した懐かしい味の「スマックゴールド

 

 

1955年創業、広島県三原市の清涼飲料メーカー桜南食品さんのロングラン商品「スマックゴールド」を紹介しました。

昭和40年後半に開発され、全国の中小飲料メーカーで製造・販売されました。現在、製造を続けているのは、全国でわずか3社。各商品はそれぞれ味が微妙に異なるそう。

 

桜南食品のは、練乳をたっぷり使うことでミルク感を強め、濃厚な味に仕上げられています。微炭酸で子どもにも飲みやすくしています。

 

デザインは、緑の瓶に、当時のままのイラスト。クリームソーダの美味しさを表したイラストにノスタルジックな雰囲気がでています。

ちなみに、三原市内の飲食店でのみ目にすることができる、昔ながらの瓶は、数千本しか現存していないそうです!三原で貴重な瓶でスマックを飲みたいですね!


(ライター・おおせどちゃん)

 


2020年3月の放送「アートギャラリーX」トシの世界に発信!「版画工房(教室)の特徴」

この工房では、プロの作家から趣味で版画をされる方まで、幅広い層に向けて、
 版画の制作技法や、海外の公募展に出品する方法を、お教えいたします。
 版画の技法は、現在は、リトグラフ(描画・写真製版)をお教えしていますが、
 今後は、エッチングや木版(7月には開校・予定)もお教えする予定です。
 版画教室参加の詳細は、広島市立大学芸術学部ロビー、市内の画材店、ピカソ画材、ブラック画材、
 また、FMはつかいち・スタジオに設置していますので、ご覧ください。
ライター:トシ

▲「版画工房・アートギャラリーX」のロゴです。背景にあるのは、版画のプレス機です。

 


鞆の浦・保命酒

 

2020年2月1日(土)

「気になるデザインのコーナー」

現役グラフィックデザイナーのおおせどちゃんが、

パッケージに感激したアメちゃんはこちらです!

 

 

福山市鞆町(鞆の浦)の地酒、「保命酒」のキャンディ、入江豊三郎本店さんがつくる「保命酒のど飴」を紹介しました。
保命酒の歴史は江戸時代。鞆の浦で造られていたお酒と薬味で造ったことに始まります。

その後、備後の特産品として全国的に名が広がり、
備前焼等高価な献上徳利に詰め口され、藩の御用酒として
高貴な方々への贈答品として使われたそうです。


そんな歴史がある「保命酒」をのど飴にした入江豊三郎本店さんのパッケージデザインは木版画のようなタッチで当時の様子が描かれおり、そして色鮮やか! 眺めて飽きないデザインの一つです!

ぜひ、高貴な方のような気分を味わいながら、のどを潤してみてはいかがでしょう〜 (ライター・おおせどちゃん)

 


2020年2月放送内容「アートギャラリーXトシの世界に発信!「バルセロナで個展開催の様子」

 

 

「アートギャラリーX」のトシは、

2019年7月に、スペイン・バルセロナにある、

リゾート地カダケスで版画の個展を開催しました。

その会場の様子をリポートしました!

もみじ饅頭

 

2020年1月4日(土)

〈生放送の番組内でご紹介しました!〉

現役グラフィックデザイナーのおおせどちゃんが、

パッケージに感激したもみじ饅頭はこちらです!

 

もみじ饅頭の形が、シンメトリーになっていないのが特徴的でポイント高いのだそうです。

そういえば、もみじ饅頭って左右が同じ形のものが多いですよね~

さっそく、終了後にみんなでおいしくいただきました♡

 

(ライター・ミサニャン)